この記事の目的


ナンガオーロラを検討している人のために、その人に最適なナンガオーロラをチョイスしてもらう手助けがしたい。
その人の利用温度帯に適したナンガオーロラを選び、快適に就寝してほしい。
という、想いを込めて投稿します。なぜなら、私はナンガオーロラに痛く惚れ込んでいるからです。

まず、寝袋の温度表示の種類について説明します

ナンガ、モンベル、が採用している規格

EN13537というEU諸国間での基準があります。各メーカーで測定方法がばらばらだと、消費者が選びにくいので統一した測定方法で計測しているとのことです。
外国の基準ですが、日本では、ナンガ、モンベルがこの基準を採用して測定しています。
・快適温度(一般的な女性が快適に寝ることができる)
・下限温度(一般的な男性がシュラフの中で丸くなり、快適に寝ることができる)
・限界温度(一般的な成人女性が寝袋の中で丸まった状態で6時間耐えられる)
キャンプ用途において限界温度は関係ないかと思います。が、限界温度を表に出して販売している商品が横行しています。

保温力表示規格EN13537の温度範囲(快適・コンフォート/下限・リミット/限界・エクストリーム)、測定方法、普及の影響、個人的な意見、盲点

こちらの記事が大変わかりやすいです。参考にさせていただきました。

なので、私の中では

ナンガ、モンベル以外は選ぶ基準が無いので選択肢から消えています。

私がナンガの寝袋を使って日々寝て、出した結論は
「ナンガの快適温度より5度上回るテント内温度が一番快眠できる」
というものです。

例えば、現在いま使っているナンガの寝袋はナンガオーロラ600DX山渓モデル。快適温度はマイナス4度です。
が、テント内温度が氷点下になると、ほっかいろ等の補助熱源が無いと寒くて寝れなくなります。

テント内温度が1度以上なら、寝袋だけで快適に睡眠できるのです。

個人差が大きい


ということは、私は、一般的な女性よりも寒がり・・・ということにもなるのですが、EUというのは外国です。外人さんです。
たまに真冬でも半袖Tシャツだけ、みたいな外人さんいますよね。日本人と外人さんとは寒さへの感じ方が、違うみたいです。

あと、SNSなどで、寝袋の寝心地などについて情報交換をすると、かなりの個人差があります。

なので「ナンガの快適温度より5度上回るテント内温度が一番快眠できる」というのは、あくまで私けんじキャンプ個人にあてはまるものです。
一つの目安にはなるかもしれませんが。

そこで、自分にとってのベストなナンガオーロラを選ぶための表を作成してみました。
快適温度と値段だけに軸をとった表です。

けんじキャンプ用 ナンガオーロラ快適温度と値段で比較できる表

ナンガオーロラシュラフ寝袋の快適温度と値段表
※クリックで拡大できます。
※値段は2019年1月現在
※SPDXは快適温度の記載がないためDXと同じ温度に表示しています。
※山渓の快適温度表記はメーカーと大幅に違っているため、ダウン量を目安にメーカー表記にあわせています。

ナンガオーロラをアマゾンで探す

ナンガオーロラを楽天で探す

※オーロラ以外にSTDなどがありますが、防水効果が高い、シュラフカバーがいらないのはオーロラシリーズです。ご注意ください。

外気温よりテント内温度を目安に

私の場合、先日外気温マイナス12度の雪中キャンプしたときに、サーカスTCBIG内に、モンベルステラリッジテントをカンガルーし、テント内温度はマイナス2度でした。現在のナンガオーロラ600DX快適温度はマイナス4度。やはり寒くてほっかいろを6個ぐらい入れて寝ました。(ぽかぽかで寝れましたけどw)まぁホッカイロを入れて寝てもいいのですが、出来ればテント内温度マイナス5度ぐらいまでは、補助熱源無しで寝れるといいなぁと思っています。
そうすると・・・上記、表の快適温度マイナス10度の商品を見たら良いですね。900のラインです。

スペックによる収納サイズの違い

ナンガオーロラシュラフ寝袋600のスペック別収納サイズの違い
山渓、light、SPDXの3つを600の場合で比較してみました。収納サイズはほとんど変わりません。

対象は3つに絞られた

ナンガオーロラ ダウン量が900gの製品3種比較表

山渓900DX light900DX light900SPDX
特徴 単一カラー&大量オーダーで大幅なプライスダウンを実現 立体構造を加えたフラッグシップモデル lightとの違いはダウンの種類、フィルパワーが100多い
快適温度 マイナス22℃(?) マイナス10℃ 表記無し
下限温度 マイナス37℃(?) マイナス19℃ マイナス27度
税抜価格 36,204円 56,000円 125,000円
収納サイズ 22×34cm φ21 × 41cm φ21 × 41cm
重量 約1,550g 約1,350g 約1,350g
使用時のサイズ 最大長210cm×最大肩幅80cm
(身長175cmまで)
最大長:210 X 最大肩幅80/cm
(身長178cmまで)
最大長:210 X 最大肩幅80/cm
(身長178cmまで)
構造 ボックス構造 台形ボックスキルト構造 台形ボックスキルト構造
足元 表記無し ダウン多め、保温設計 ダウン多め、保温設計
ダウン量 900g 900g 900g
ダウン ヨーロピアンマシンピック
ホワイトダックダウン90-10%
ヨーロピアンダックダウン
90-10%
ポーリッシュグースダウン
93-7%
フィルパワー 760FP 760FP 860FP
生地表 オーロラテックス 20dn オーロラテックス 20dn オーロラテックス
生地裏 40dnナイロン 20dn ナイロンタフタ 20dn ナイロンタフタ
付属品 表記無し ショルダーウォーマー ショルダーウォーマー

※2019年1月現在 レギュラーサイズでの比較

以下、それぞれの項目についてご説明します。

快適温度

山渓オンラインショップの表記がおかしいのか、山渓独自の基準なのか不明。lightDXと同等なのでは・・と管理人推測。
SPDXについては、表記無し。この温度帯になってくると何が快適か判断できないのでしょうか。。

下限温度

通常のキャンプでは使う事のないと思いますが、SPDXの温度基準が無いので、この行を追加してみました。

税抜価格

山渓モデルが圧倒的な安さです。

収納サイズ

収納したときの直径は、ほとんど同じで、長さはlightのほうが長いようです。

重量

山渓モデルがlightより200g重いようです。

使用時のサイズ

ほぼ同じですね。

構造、足元

山渓の「ボックス構造」と純正の「台形ボックスキルト構造」が違うものなのか、把握できていません。
ただ、足元に関しては純正がダウン多め&保温に適した構造になっているようです。

ダウン

量は同じ900g。3種ともダウンの中身が違うようです。

フィルパワー

羽毛のかさ高性・・ということですが、ふわふわで空気を含んで暖かい、ということのようです。
山渓とlightDXは同じ。SPDXが100高いということで、100高いとどの程度の暖かさの差があるのか・・・こればかりは試してみないとわかりません。

生地

オーロラは当然。ほぼ同じものということでしょう。

付属品

純正品はショルダーウォーマーが付属するとのこと。これは実際みたことがないので、なんともいえませんが・・・山渓でも肩回りあたたかいと思っているのに、さらに暖かいのか?

以上をふまえ

山渓、light、SPDXの3つ、主に価格的な理由で、個人的にはlightは高嶺の花。SPDXは遠い憧れと言えるでしょう。

フィルパワーは、ほぼ同じ。ということは暖かさにはそんなに大幅な違いはないのではないかと。

つまり山渓900です。

これが欲しい!と自分にマッチした寝袋の目星をつけることができました。

いま考えているのが、山渓900を買い足すか、現在の600DXのダウンを増量依頼するか、です。ナンガは増量をしてもらうこともできるんですね。しかも一生保障。個人的には秋用600と冬用900と持っていても惜しくありません。

と、いうことで私にとってのベストナンガでしたが、寒がりの人は私を基準にしていただいても大丈夫かもしれません。
ご参考になれば嬉しいです。

けんじキャンプスペック

どんな体質、キャンプ歴なのか参考のためご紹介します。

体重、体脂肪など体組成計データ


タニタ デュアルタイプ体組成計 インナースキャンデュアル スマホ対応 ホワイト RD-902-WHで測定
身長は175センチ。ナンガのノーマルタイプでちょうどです。ちなみにナンガにはロングタイプもあります。体が大きい人はロングがいいのかもしれません。すいません。ロングは使ったことがないので推測です。

実年齢は2019年1月現在47才、芸人のヒロシと同い年です。ちなみにヒロシもナンガオーロラですね^^

仕事

ずっとパソコンしてます。
運動は最近は週1の3~4時間のハイキングのみ。それまでは、ここ二年ほど週5日、プールで1.5キロ泳いでいました。

キャンプ歴

2018年6月からヒロシちゃんねるの影響でソロキャンプを始め半年で50泊以上キャンプをしました。
それ以前はバンガローに泊まったことがあるぐらいで、キャンプ経験はゼロでした。

寝袋購入履歴

・激安3,000円寝袋 マイナス20度対応 と表記している商品(プラス17度でも寒くて寝れないw)
・イスカ 寝袋 アルファライト 1300EX ブルー [最低使用温度-20度](プラス3度環境下でも寒くて寝れなかったのと、獣臭が強く現在放置状態。
ナンガ600DX山渓 現在愛用中。家でもずっとナンガで寝ている。

テストの日々

外気温マイナス12度

テント内が氷点下になると起きてしまう

家でも

常に

なぜ家でもナンガで寝るのか

気持ちよく寝れるからですw
普通の布団で寝ると肩のあたりが寒いのですが、ナンガなら首元まで絞って、肩も冷えず、ぽかぽかの状態で朝起きれるのです。
家で寝袋を使う前は、朝、寒くて起きてしまう、ということがよくありました。
ちなみに寝てる部屋の温度はだいたい5度前後です。うちの家寒いのかな・・・TT

ナンガオーロラの良いところ

なんと言っても防水!シュラフカバーいらず!

ダウンは濡れてしまうと機能が低下してしまいます。
富山は雨も多く、雪中キャンプでもテント内に雪が入ってしまったり雑な扱いをしてしまうので、防水は必須です。結露もするし。
モンベルは憧れてはいるのですが、寝袋とシュラフカバーの2つを持っていくというのは、どうなんだろう。面倒そうに思えてしまいます。

ジッパーの開閉がスムーズ!蛍光素材で暗闇でもジッパーが見えやすい!

これは3つの寝袋を使っての感想です。

首元チャックもしっかりカバーで冷たくない!

首元に鉄のチャックがあたってヒヤっとすることはありません。しっかりカバーしてくれます。

light、SPDXについては

使ったことがないのですが、さらに高機能そうです。いつかは・・・という気持ちはあります。

寝袋で快眠するために重要なこと


重要なポイントです。寝袋がいかに高機能でも環境によっては性能を活かしきれません。
以下に、リストアップします。重要です。

下に敷くマット

下面はダウンが押しつぶされるので、冷えてしまいます。よって下に敷くマットでしっかり地面からの冷気をカットしましょう。
私は、現在、普通用キャンプマットを3枚重ね、プラスエアマットを使用していますが、下からの冷気は感じません。

服装

・ユニクロのヒートテックなどの長袖長ズボンの暖かい下着
・ユニクロのボアフリース上下
・ネックウォーマー
基本は、上記のような服装で寝ています。

足は、より暖かくする

ダウンのテントシューズが良い、と良く聞きます。私は、ドラッグストアとかで売っている極暖ボアソックスを愛用しています。
これを履くようになってから、寝やすさが格段にアップしました。

風が無い、なるべく狭いテント、空間で寝る

風に直接吹かれると、ダウンの暖かさが逃げて行くと思います。あと狭い空間のほうが空気が温まりやすいとも思っています。

要注意!

寝袋の上に、透湿性が無いシート(エマージェンシーシートなど)などをかぶせて寝ないでください!
少しでも暖かいかと思って寝袋の上に湿度を通さないものをかぶせてしまうと、寝袋から出た水分が寝袋のダウンについてダウンの性能が失われて寒くなります。
シュラフカバーなど、透湿性能があるものは問題が無いようです。(これまたシュラフカバーは使ったことがないので伝聞情報です)
寝袋は乾燥した状態を絶対にキープすること。これが重要だと思います。
だとすると、やっぱりシュラフカバーがいらない、ナンガオーロラ!ということになると思うんですね^^

おまけ ナンガ寝袋のたたみ方動画


全身で体重をかけて空気を抜きながら丸めると楽ちんで早いです。

みなさんが快適な寝袋ライフを送れますよう

参考になれば嬉しいです。

ナンガオーロラをアマゾンで探す

ナンガオーロラを楽天で探す

にほんブログ村 ソロキャンプ部門のランキングに参加しています

長い記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
下記バナーをクリックいただくと、当ブログのランキングが上がり、わたくし、けんじキャンプが喜びます・・
また、リンク先には他のソロキャンパーの方のブログへのリンクがたくさんありますので、さらにソロキャンプのブログを見られたい方にもおすすめです。

にほんブログ村 アウトドアブログ ソロキャンプへ
にほんブログ村